口腔機能低下症
口腔機能低下とは
口腔機能低下とは、お口の機能(咀嚼、嚥下、構音、唾液、感覚)が低下していたり、衰えていることを指します。原因は主に加齢ですが、その他にも疾患や障害など様々な要因があります。 口腔機能低下症を放置していると、お食事をすることが難しくなり、お口だけでなく全身の筋力が衰え、特に高齢の方は要介護状態につながります。
口腔機能低下を早期に自覚することで生涯にわたり、食べることを楽しみ、会話に花を咲かせ、笑顔が続く健康長寿を支えます。
- 食べ物が口に残るようになった
- 固い物が食べにくくなった
- 食事の時間が長くなった
- 食事の時にむせるようになった
- 薬を飲み込みにくくなった
- 口の中が乾くようになった
- 食べこぼしをするようになった
- 滑舌が悪くなった
- 口の中が汚れている
こんな症状がある方はいませんか?
もしかしたら口腔機能低下症かもしれません。
口腔機能低下症は以下の項目を検査していきます。
口腔機能低下症の検査
- お口の不潔(舌の汚れ)
- お口の乾燥(唾液、ツバの分泌量)
- 咬合力低下(噛む力や残っている歯の数)
- 舌口唇運動機能低下(舌や唇の動き)
- 低舌圧(舌の力)
- 咀嚼機能低下(咀嚼力、噛む力)
- 嚥下機能低下
1お口の不潔
舌の汚れ具合をチェックします
2お口の乾燥
口腔水分計ムーカス®︎を使ってお口の中の乾燥状態を検査します
3咬合力低下
残っている歯の数から判定します
4舌口唇運動機能低下
オーラルディアドコキネシス
5秒間での合計発音数を計測し1秒あたりの発音数をだします
パ:口唇の運動機能
タ:舌前方の運動機能
カ:舌後方の運動機能
5低舌圧
舌の力をJMS舌圧計®︎を用いて測定します
6咀嚼機能低下
グミゼリーを使ってグルコセンサー®︎で噛む機能を測定します
7嚥下機能低下
問診票を使って検査します
口腔低下が認められた方にはそれぞれに合ったリハビリを行ってもらい、口腔機能の向上を目指します。
お口の中のトラブルを感じている方、ぜひ一度口腔機能を検査してみましょう。